きりたんぽに隠れたもうひとつの名物

yasa

2009年07月13日 11:11

前回はきりたんぽ鍋のレシピを紹介しました。

日本を代表するお米のひとつあきたこまち。

名前の由来は、秋田県小野の里に生まれたといわれる平安時代きっての
美人、小野小町です。

パッケージなどでよく目にする市女笠の女性も、小野小町の旅姿を
イメージしたものなのだそうです。

そんな「あきたこまち」が作られる秋田県では、刈り取りが終わると
新米で
だまこもち
を作る習慣があります。

だまこもちとは三分づきのご飯を丸めたもので、お手玉(だまこ)に似ているため
この名がつきました。

鶏だしの鍋で鶏肉や野菜と煮込む食べ方はきりたんぽそっくりですが、
きりたんぽの発祥は大館市周辺、だまこもちの発祥は八郎潟周辺の南秋地方と
いわれています。

だまこもちは、以前は八郎潟で獲れたワカサギやフナと煮込んで食べられていました。
ところが、八郎潟の干拓で漁獲量が激減し、今の形になったのだとか。

それぞれ発祥は違いますが、どちらも寒い季節に体を温める郷土料理として親しまれています。

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